庭造り日記


「はなあーと ガーデン」   名古屋市天白区を中心に外構工事、庭造りをする日々を綴った日記ですhttp://www.8187.co.jp/garden/
by hanaart-garden
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「京都・和庭散策」①

去年のことになりますが、念願であった「京都・和庭散策」をはなあーとガーデンスタッフで行ってまいりました。
せっかくお庭をみんなで見に行くのだから、そう簡単にはみることの出来ないところを、ということで、長い歴史のなかで、保存され続けてきた、「桂離宮」・「修学院離宮」に行くことに決めました。これらは、宮内庁により管理されていて、一般公開されていないことから、前もっての予約が必要となり、抽選の結果、2班に分かれなくてはいけなかったので、坂班・角谷班にわかれ別行動となりました。今日は坂班の「修学院離宮散策」について、ご紹介したいと思います。

修学院離宮は、17世紀中ごろ、後水尾院の為に、徳川幕府が14年の歳月をかけてつくった池泉回遊式庭園です。壮大なスケールで、上・中・下の3つの茶屋ゾーンで構成されています。そのスケールの大きさといい、雄大で、上品な空間に感じました。

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壮大な生垣の刈り込みは特殊な技術で施されているとのことでした。ハサミなどは使わず、大きな鎌を振り回して作業するとのことです。
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その生垣の間を通り、山を登っていったさきは小高くなっていて、大きく視界が開けるとともに山の雄大な景色を眺望することができました。その眼下にひろがる人工的な池や造形的な美しさをもつ大刈込みと、雄大な山々の自然な借景が対比によって美しく感じられました。また、その人工的につくられたという池や大刈込みのスケールの大きさにも、とにかく、驚かされました。
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上離宮の茶屋には、赤と黒の小石が埋め込まれ、その数から「一二三(ひふみ)石」と呼ばれています。
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松の並木の間から見える段々畑は、庭園の外にあるのですが、その段々畑の造形美もまた、借景の一部になっていました。そこでは今でも代々受け継がれた農家の方が管理していて、野菜を作ることはもちろん、畑でありつつ、美しさを保っているようでした。
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池の水面にうつる木々は冬の景色をうつしていました。

今回の京都は、今、お庭のお仕事をさせていただくにあたって、古き文化や手法を学び、現代の庭造りにどう生かすことが出来るのか、模索する旅となりました。スケールの違いはあるかもしれませんが、お客様のお庭に立って、美しい借景を利用した庭造り・水の流れや静けさを生かした空間造り・リズムのある細やかなデザイン・厳選された素材の利用や組み合わせ方・植栽の造形的な剪定・・・・・などなど、様々な視点でお庭造りをさせていただくことができたら、と感じることができました。修学院離宮の雪景色や、春の桜など、また違った趣がある様子で、何度でも訪れてみたいと思いました。(坂敦司)
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by hanaart-garden | 2007-01-13 00:03 | 仲間
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