by hanaart-garden
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去年のことになりますが、念願であった「京都・和庭散策」をはなあーとガーデンスタッフで行ってまいりました。
せっかくお庭をみんなで見に行くのだから、そう簡単にはみることの出来ないところを、ということで、長い歴史のなかで、保存され続けてきた、「桂離宮」・「修学院離宮」に行くことに決めました。これらは、宮内庁により管理されていて、一般公開されていないことから、前もっての予約が必要となり、抽選の結果、2班に分かれなくてはいけなかったので、坂班・角谷班にわかれ別行動となりました。今日は坂班の「修学院離宮散策」について、ご紹介したいと思います。 修学院離宮は、17世紀中ごろ、後水尾院の為に、徳川幕府が14年の歳月をかけてつくった池泉回遊式庭園です。壮大なスケールで、上・中・下の3つの茶屋ゾーンで構成されています。そのスケールの大きさといい、雄大で、上品な空間に感じました。 上離宮の茶屋には、赤と黒の小石が埋め込まれ、その数から「一二三(ひふみ)石」と呼ばれています。 今回の京都は、今、お庭のお仕事をさせていただくにあたって、古き文化や手法を学び、現代の庭造りにどう生かすことが出来るのか、模索する旅となりました。スケールの違いはあるかもしれませんが、お客様のお庭に立って、美しい借景を利用した庭造り・水の流れや静けさを生かした空間造り・リズムのある細やかなデザイン・厳選された素材の利用や組み合わせ方・植栽の造形的な剪定・・・・・などなど、様々な視点でお庭造りをさせていただくことができたら、と感じることができました。修学院離宮の雪景色や、春の桜など、また違った趣がある様子で、何度でも訪れてみたいと思いました。(坂敦司)
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| 2007-01-13 00:03
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